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両突歯列(上下の出っ歯)

両突歯列とは、上と下の歯が前に出ているかみ合わせの状態をいいます。上下顎前突(じょうげがくぜんとつ)ともいいます。上下両方の突出があるのが特徴です。上顎前突と同じく出っ歯と呼ばれることもあります。自然には口が閉じにくい場合があります。遺伝による影響も大きいですが、おしゃぶりなどの後天的理由が原因になることもあります。

両突歯列の患者さんのケース【2期治療】

治療前/口腔内
治療前

治療後/口腔内
治療後

初診時年齢21歳の女性で、主訴は前歯が出ていることと歯のでこぼこでした。全体的に前方方向に生えているような状態で、下顎がわずかに右方偏位していました。治療期間は2年5か月できれいな口元になりました。

治療内容
下顎の左右第一小臼歯と左側第三大臼歯(親知らず)を抜去し、マルチブラケット装置とヘッドギア、顎間ゴムを用いて治療を行いました。
治療期間
2年5ヵ月
保定期間
2年 ※保定期間は通常2年~3年(状態により異なります)
通院回数
3~4週間に1回程度、保定期間は4~6か月に1回程度
治療費の総額の目安(自費)
2期治療:総額約67万~92万円 保定観察料:3千円/1回
副作用・リスク
歯根吸収が起こるリスクがあります。矯正治療中は歯磨きしにくい部分ができるため虫歯や歯周病になるリスクが高くなります。

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両突歯列の患者さんの矯正治療例

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※記載の治療費は治療当時の金額(税込)です。

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