通常は上の歯が下の歯に少しかぶさった状態で生えていますが、交叉咬合はその逆で、前歯もしくは奥歯の何本かが交叉しているかみ合わせの事をいいます。すれ違い咬合やクロスバイトとも呼ばれます。片側の奥歯が交叉している場合などは、顎をずらしてかんだりするため、顔がゆがむ、片あごだけに負担がかかるなどのリスクがあります。
交叉咬合の患者さんのケース【1期治療】
治療前
治療後
初診時年齢8歳の男子で、主訴は上の前歯と下の前歯が1本ずつ交差して、咬み合わせが悪いことで来院されました。治療期間は11か月できれいに改善されました。
- 初診時年齢
- 8歳
- 性別
- 男児
- 治療内容
- 咬合性外傷による歯肉退縮の改善
- 治療期間
- 11か月
- 保定期間
- 2年 ※保定期間は通常2年~3年(状態により異なります)
- 通院回数
- 3~4週間に1回程度 保定期間は4~6か月に1回程度
- 治療費の総額の目安(自費)
- 1期治療:総額約25万~39万円 保定観察料:3千円/1回
- 副作用・リスク
- 歯根吸収が起こるリスクがあります。矯正治療中は歯磨きしにくい部分ができるため虫歯や歯周病になるリスクが高くなります。
交叉咬合の患者さんの矯正治療例
※記載の治療費は治療当時の金額(税込)です。