叢生(そうせい)とは、歯が重なり合ってデコボコと生えている状態をいいます。「乱ぐい歯(らんぐいば)」ともいい、その名の通り勝手バラバラに杭を打ったような歯並びの様子から名前がついています。あごの大きさと歯のバランスが悪いことが主な原因です。「八重歯(やえば)」は叢生の中の症状の一つで、犬歯が飛び出た状態のことをいいます。
叢生の患者さんのケース【2期治療】
治療前
治療後
初診時年齢10歳の女子で、主訴は歯のでこぼこと前歯が出ていることでした。初診時は乳歯が残存している状態だったため、永久歯が生えそろった12歳に抜歯を行い、治療を開始しています。治療期間は、治療期間は2年3か月でした。
- 治療内容
- 第1期治療を行わず第2期治療を早期に開始しました。上下顎第一小臼歯(合計4本)を抜去し、マルチブラケット装置とヘッドギアを用いて治療を行いました。
- 治療期間
- 2年3か月
- 保定期間
- 2年※保定期間は通常2年~3年(状態により異なります)
- 通院回数
- 3~4週間に1回程度 保定期間は4~6か月に1回程度
- 治療費の総額の目安(自費)
- 2期治療:総額約67万~92万円 保定観察料:3千円/1回
- 副作用・リスク
- 歯根吸収が起こるリスクがあります。矯正治療中は歯磨きしにくい部分ができるため虫歯や歯周病になるリスクが高くなります。
叢生の患者さんの矯正治療例
※記載の治療費は治療当時の金額(税込)です。