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矯正医を見極めるポイント

矯正治療例から矯正医の技術力を見極めて下さい

「技術力の高い矯正医を見極めるためには、どうしたらよいでしょうか?」
非常に難しい質問です。矯正医とのフィーリングや医院の設備だけでは技術力はわかりません。
やはり、患者さん自身に「症例が治っているか?」の判断をして頂く以外に無いと思います。

幸いインターネットの普及により、多くの矯正治療例(矯正症例)がホームページに掲載されています。このような矯正治療例(矯正症例)等を参考に、矯正医の技術力を見極めて頂ければと思います。

技術力の見極めの他、納得のいく治療計画か担当医が変わらないか、なども良い矯正を見極めるポイントの一つになりますので、参考にしてください。

チェックポイント1~3の矯正治療例を確認する時に確認するべきこと

  • ホームページに掲載されている治療例が、矯正担当医が実際に治療した症例か?
  • ホームページに十分な症例数が掲載されているか?

※ホームページに治療例を掲載していない医院の場合、訪問時に担当医が治療した症例を見せてもらうこと

1. 口元が美しくなっているか?

鼻と顎を結ぶ線(E-line)から唇が出ていない方が美しいです

E-lineなどを参考に

E-lineは鼻と顎を結ぶ線で、この線より唇が出ていない方が美しい横顔と言われています。
・・・治療前(横顔)

治療前/横顔

治療前/横顔

治療前/横顔

・・・治療後(横顔)

治療後/横顔

治療後/横顔

治療後/横顔

治療内容:上顎は左右第一小臼歯、下顎は左右第二小臼歯を抜去し、マルチブラケット装置とヘッドギア、顎間ゴムを用いて治療を行いました。
治療期間:2年8か月 保定期間:2年 ※保定期間は通常2年~3年(状態により異なります)
通院回数:3~4週間に1回程度、保定期間は4~6か月に1回程度
治療費の総額の目安(自費):【2期治療】総額約67万~92万円 【保定観察料】3千円/1回
副作用・リスク:歯根吸収が起こるリスクがあります。矯正治療中は歯磨きしにくい部分ができるため虫歯や歯周病になるリスクが高くなります。
※記載の治療費は治療当時の金額(税込)です。

2. 正中があっていて、きれいな歯並び(アーチ)になっているか?

歯の真ん中が上下で合っていますか?
きれいなアーチの歯並びになっていますか?

治療後の正面の口腔内写真から

・・・治療前(口腔内)

治療前/口腔内

治療前/口腔内

治療前/口腔内

・・・治療後(口腔内)

治療後/口腔内
正中が合っている状態

治療後/口腔内
きれいなアーチの状態

治療後/口腔内
きれいなアーチの状態

治療内容:第1期治療を行わず第2期治療を早期に開始しました。上下顎第一小臼歯(合計4本)を抜去し、マルチブラケット装置とヘッドギアを用いて治療を行いました。
治療期間:2年3か月 保定期間:2年 ※保定期間は通常2年~3年(状態により異なります)
通院回数:3~4週間に1回程度、保定期間は4~6か月に1回程度
治療費の総額の目安(自費):【2期治療】総額約67万~92万円 【保定観察料】3千円/1回
副作用・リスク:歯根吸収が起こるリスクがあります。矯正治療中は歯磨きしにくい部分ができるため虫歯や歯周病になるリスクが高くなります。
※記載の治療費は治療当時の金額(税込)です。

3.しっかりとしたかみ合わせができているか?

緊密なかみ合わせ
歯の内側もきちんとかみ合っている

歯車がかみ合うように
上下の奥歯が山と谷になっているか?

治療後の斜めの口腔内写真から。
※できれば左右両面をチェックしましょう。

  1. 犬歯が、1対2の関係になっているか?
  2. 上顎の前歯が前に、下顎の前歯が後ろにあり、上顎の前歯が下顎の前歯に歯の長さの4分の1程度重なっているか?
  3. 歯車がかみ合うように上下の奥歯が「山」と「谷」になって咬んでいるか?
    ※写真のように、上顎第二小臼歯の舌側咬頭の嵌合(かんごう)が、重要なポイントです。

4.治療計画がしっかりしているか?

治療計画やそこに至る説明は納得いくものですか?

  • 治療の仕上がりについて、口元の美しさを含めて、しっかりとした説明をしてくれているか?
  • パントモとセファログラム(セファロ)を使ってトレースや分析を行っているか?

※機器で治療をするわけではないのですが、少なくとも、パントモとセファロがある医院で治療をすることをおすすめします。

当院の治療計画は、パントモやセファログラム(セファロ)を使っており、こちらから治療計画の立て方などもご覧いただけます。

治療計画と治療期間のお約束

5.担当医は変わらないか?

矯正担当医が変わることで、事前に聞いた治療計画や仕上がりなどの説明から変わってしまうことがあります。

※特に他医院からアルバイトで来ていた矯正医が辞めてしまって、初めの説明と違ってくるというトラブルをよく耳にします。

そうならないために、

「治療が終わるまで同じ矯正担当医が在籍するか?」を
しっかり確認すると良いでしょう。

一般歯科などで臨時の矯正医を呼んで矯正治療を行う医院もあるようですが、どんなに技術力が高い矯正医であっても、ご自身が開業するなどで来なくなったり、担当が変わったりします。治療後のアフターケアのことまで考えると、矯正医が常駐しない医院での治療はおすすめできません。

プロとしてはこの他にもチェックすべき点は多数ありますが、これらのポイントをチェックして頂くだけでも、矯正医の技術力はだいぶ判断できると思います。

このチェックポイントが、納得のいく矯正医と出会うための手助けになれば幸いです。

そしてこのチェックポイントをふまえて、
当院の治療結果をご覧ください

矯正治療の症例と経過

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